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コンクリートの黒ずみの原因とは?駐車場などを綺麗に掃除する6つの方法

コンクリートの黒ずみの原因とは?駐車場などを綺麗に掃除する6つの方法

コンクリートの黒ずみは、見た目が悪いだけでなく劣化を引き起こす原因となります。

放置していると、ますます黒ずみが広がってしまうため、早めに掃除して綺麗にしなければいけません。

しかし、コンクリートの黒ずみの正しい掃除方法を知らない方は意外と多いです。

この記事では、コンクリートの黒ずみの原因や掃除する方法について解説します。

駐車場や道路の黒ずみを掃除したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンクリートの黒ずみの原因

コンクリートの黒ずみは、さまざまな原因によって引き起こされます。

黒ずみを落とすには、まずは原因を知らなくてはいけません。

ここでは、コンクリートの黒ずみが発生する主な原因について解説します。

タイヤの跡

タイヤの跡は、主に駐車場や道路で見られる黒ずみの原因のひとつです。

特に駐車場は、車庫入れ時にタイヤが左右に何度も回転するため、タイヤの跡がつきやすいです。

タイヤについた油分などの汚れがコンクリートに付着して、タイヤの跡として残ってしまうのです。

カビの発生

カビは湿度が高い場所で繁殖しやすく、コンクリートの黒ずみを引き起こす原因のひとつです。

そのため日当たりの悪い道路は、カビが発生しやすくなってしまいます。

道路に黒や緑色の点がいくつもある場合は、カビの可能性が高いです。

カビの胞子が道路に根付くと取りづらくなってしまうため、見つけたら早めに掃除して除去しましょう。

雨水

雨水はコンクリートの汚れを落としてくれると思っていませんか。

実は雨水もコンクリートが黒ずむ原因のひとつです。

雨水は大気中の細かい汚れを含んでいます。

雨が降ると、コンクリートに細かい汚れが付着します。

これらの汚れは時間が経って乾くと、黒い染みのような汚れとして残ってしまうのです。

特に都市部では排気ガスの汚れを多く含んでいるため、雨水による黒ずみが多くなってしまいます。

ガムのごみ

路上の丸いゴムのような汚れは、ガムが原因である可能性が高いです。

ガムは、ポリイソブチレンや酢酸ビニル樹脂といった成分でできています。

これらの成分は高い粘着性やくっつく性質を持っているため、噛んだガムが路上に捨てられると、道路にくっついて取れなくなってしまい、黒ずんだ汚れになってしまうのです。

サビ

サビもコンクリートの黒ずみの原因になることがあります。

コンクリートの内部に埋め込まれた釘などの金属は、水と反応するとサビが発生してしまいます。

そのため雨が降るとサビが発生してしまい、コンクリートが黒ずんでしまうことがあります。

鳥の糞

鳥の糞は、コンクリートにしばしば見られる黒ずみの要因です。

糞に含まれる酸性成分が、アルカリ性のコンクリートに反応してシミを作る原因となります。

鳥が多く発生する橋や建物で、被害が発生しやすいです。

鳥の糞には病原菌も含まれているため、なるべく早く対処することをおすすめします。

【参考】平成31年3月 国土交通省 道路局 国道・技術課

ガソリン

漏れたガソリンのオイルが、コンクリートに黒いシミを作ることがあります。

オイル系は水を弾くため、水で掃除をして弾くようであれば、ガソリンが原因の可能性が高いです。

駐車場やガソリンスタンドなどで、被害が発生しやすくなります。

コンクリートの黒ずみを放置するとどうなる?

コンクリートの黒ずみを放置するとどうなる?

コンクリートの黒ずみを放置すると、さまざまな悪影響が出てきます。

外観が汚く見える

まずは、外観が汚く見えることです。

家の周辺の道路や駐車場など、毎日使う場所が汚れていては気が滅入りますよね。

また商業施設や観光スポットなどの道路の場合、利用する人たちに悪印象を与える可能性が高いです。

また口コミやSNSなどで拡散された場合、利用者が減ってしまう恐れがあります。

コンクリートの品質が劣化する

次に、コンクリートの品質が劣化してしまうことです。

鳥の糞やカビが原因の場合、菌や胞子が舞って体調に悪影響が出る恐れがあります。

またそのまま放置しておくと、胞子が舞って黒ずみがどんどん広がってしまいます。

黒ずみは滑りやすくなるため、転倒するリスクも高まるでしょう。

このようにコンクリートの黒ずみはさまざまな悪影響があるため、見つけたら早めに掃除することをおすすめします。

コンクリートの黒ずみを綺麗に掃除する方法

コンクリートの黒ずみを綺麗に掃除する方法

コンクリートの黒ずみを掃除するためには、さまざまな方法があります。

黒ずみの状態や種類によって、掃除の方法を選択しましょう。

ここでは、コンクリートの黒ずみを掃除する方法についてお伝えします。

スポンジやブラシで水洗いする

付いたばかりの泥や雨水などの汚れは、水洗いで落ちます。

コンクリートの黒ずみを見つけたら、まずは水をかけてスポンジやブラシで洗ってみると良いでしょう。

スポンジやブラシでの掃除であれば、コンクリートを傷つける心配がありません。

もし水洗いで黒ずみが落ちなかった場合は、別の方法を試してみましょう。

アルカリ性洗剤や重曹を使って洗う

家にあるアルカリ性洗剤や重曹スプレーを使って、汚れを落とす方法です。

自宅にあるものでできるため、気軽に試せるのが魅力です。

水洗いで落ちなかった場合、試してみると良いでしょう。

重曹スプレーは、水100mlに対して小さじ1杯を混ぜて作ることができます。

洗剤や重曹スプレーをコンクリートの黒ずみに吹き付けて、ブラシやスポンジで洗っていきます。

汚れがひどい時は、一定の時間放置してから洗い流しましょう。

高圧洗浄機を使って洗う

ブラシやスポンジで取れない場合は、高圧洗浄機を使って洗うことをおすすめします。

高圧洗浄器であれば、こびりついた黒ずみや汚れを落とせるでしょう。

いきなり強い水圧で始めると、コンクリートが傷ついてしまう恐れがあるため、まずは弱い水圧から洗い始め、徐々に水圧を上げていくのがポイントです。

家庭用の高圧洗浄機は1万円〜2万円程で購入できます。

「あまり使わないから買うのを悩んでしまう」という方は、高圧洗浄機を使った清掃サービス業者へ依頼するのも良いでしょう。

もし依頼する場合は、業者によって料金が変わるため、事前に見積もりを取りましょう。

カビ取り用の洗剤を使う

コンクリートの黒ずみの原因がカビだと分かっている場合は、カビ取り用の洗剤を使用しましょう。

他の洗剤では表面上は取れたように見えても、コンクリートに張り付いたカビの胞子が取り切れていないことがあります。

もし胞子が取り切れていない場合は、またカビが繁殖してしまうでしょう。

カビ取り用の洗剤であれば、カビを根本から除去する成分が入っているため、カビの繁殖を予防してくれます。

ただし、その分カビ取り用の洗剤は、成分が強いです。

製品の説明をよく読んでから、書いてある通りに使用しましょう。

冷やしてヘラで削ぎ落す

コンクリートの黒ずみの原因がガムの場合は、冷やすのが効果的です。

ガムの主成分の樹脂は、冷やすと固まりやすい性質を持っています。

その性質をうまく利用して、ガムを綺麗に取ります。

まずはコンクリートを冷やし、こびりついたガムを固くしましょう。

固くするとヘラで削ぎ落しやすくなるため、ゆっくりと汚れを落としていきましょう。

コンクリートを冷やすには、コールドスプレーがあると便利です。

コールドスプレーは、熱中症対策や怪我の応急処置にも使用できます。

薬局で簡単に手に入るため、家にストックしておくと良いでしょう。

やすりで表面を削る

もし何をやっても取れないという場合は、やすりで表面を削りましょう。

やすりで表面を薄く削ることで、汚れを落とせることがあります。

削ると元に戻せないため、この方法は最終手段です。

力強くこするとコンクリートを傷つけすぎてしまい、道路がボコボコになってしまいます。

やすりで削る場合は、慎重に進めていきましょう。

自分でするのが難しい場合は、専門の業者に依頼すると良いでしょう。

コンクリートの黒ずみの掃除でやってはいけないこと

コンクリートの黒ずみの掃除でやってはいけないこと

コンクリートの黒ずみを掃除する際、やってはいけないことがあります。

硬いブラシを使って洗う

硬いブラシを使用すると、コンクリートの表面を傷つけてしまう恐れがあります。

コンクリートは頑丈な素材ですが、過度の摩擦や圧力は表面を傷つけてしまうでしょう。

さらに細かい傷をつけることで、汚れや黒ずみをコンクリートの表面に余計に貯めてしまうこともあります。

掃除をする際はできるだけ柔らかめのブラシを選び、適度な力でやさしく掃除することが重要です。

酸性の洗剤を使って洗う

コンクリートの黒ずみは、酸性の洗剤を使って洗ってはいけません。

コンクリートはアルカリ性のため、酸性の洗剤で掃除すると表面の強度を損なう恐れがあります。

表面の強度が弱まると、ひび割れや劣化につながります。

コンクリートの黒ずみを掃除する時は、アルカリ性か中性の洗剤を使用しましょう。

コンクリートの黒ずみを予防する方法

コンクリートの黒ずみを予防する方法

コンクリートの黒ずみは、日頃から予防することも重要なポイントになります。

ここでは、コンクリートの黒ずみを予防する方法について解説します。

定期的な掃除とメンテナンス

定期的な清掃とメンテナンスは、コンクリートの黒ずみを予防する基本です。

道路や駐車場などは、いくら注意しても汚れがついてしまう場所です。

そのため汚れがコンクリートに定着してしまう前に、日頃から小まめに掃除しておくことが大切です。

自宅前の道路や駐車場は景観にも関わるため、水や重曹などで掃除することを日課にしましょう。

黒ずみや劣化を防ぐことで、綺麗な道路を長持ちさせます。

コンクリート強化剤の使用

コンクリート強化剤は、コンクリートの耐久性を向上させる塗布剤です。

表面に塗ることで、汚れがコンクリートに染み込みにくくなります。

さらに塗った表面が強固になるため、コンクリート自体の劣化を防いでくれます。

排水設備の確保

水たまりが出来やすい場所を見たことはありませんか。

水がたまりやすい場所は乾きにくいため、コンクリートが汚れやすくなり劣化を速めてしまいます。

排水設備を確保して、雨水を排出させることで黒ずみを防ぐことができます。

例えば駐車場であれば、勾配をつけて水を流すと良いでしょう。

工事が必要な大がかりな作業にはなりますが、コンクリートの汚れを防ぎ、強度を長く保つためには有効な手段と言えます。

木の剪定

湿度が高い場所では、カビが繁殖しがちです。

そのため木によってコンクリートに影が出来ている場合は、日光が当たらないためカビが生えやすくなってしまいます。

木を定期的に剪定して、コンクリートに影を作らないようにしましょう。

湿気をこもらせないことでカビを防ぎ、コンクリートの黒ずみを予防できます。

鳥の糞対策:

鳥の糞は、コンクリートに付着すると変色や腐食を引き起こすことがあります。

もしベランダのコンクリートが汚れるのであれば、鳥よけのネットや鳥よけのスプレーを上手く利用して、鳥をコンクリートに近づけさせないようにしましょう。

鳥を近づけさせないことで、糞による黒ずみや汚れを防げます。

車両のメンテナンス

駐車場では、オイル漏れやタイヤの跡が黒ずみを引き起こす原因となります。

車両を定期的にメンテナンスすることで、オイル漏れやタイヤの摩耗を最小限に抑えられます。

駐車場のコンクリートを綺麗に保つためにも、車両は定期的にメンテナンスを行いましょう。

まとめ

コンクリートの黒ずみは、タイヤの跡やカビ、雨水などさまざまな原因によって引き起こされます。

まずは、コンクリートの黒ずみが出来た原因を探ることが大切です。

それぞれの原因に合った掃除をすることで、コンクリートを綺麗にできるためです。

原因が分かった後は、ブラシや洗剤を上手に使って、コンクリートを綺麗に掃除しましょう。

もし自分で黒ずみを綺麗にできない場合は、高圧洗浄してくれる業者に依頼するのも良いでしょう。

日頃から小まめに掃除やメンテナンスをして、道路に黒ずみを作らないように心がけてください。

よくあるご質問

コンクリートの黒ずみ洗剤を使っても良いですか?
使うことは可能ですが、【酸性】洗剤の使用には注意してください。
そもそもコンクリートはアルカリ性のため、化学反応が起こり、コンクリートを傷めたりする場合があります。

この記事の監修者

奈良の高圧洗浄会社「エコロビーム奈良」の代表

株式会社タケマル 代表取締役 清水 隆圭

高い技能を兼ね備えた高圧洗浄業者が複数加盟する一般社団法人特殊高圧洗浄協会に加盟しており、高圧洗浄の幅広い知識と技量を有しております。
一般家庭だけではなく、公共施設やテーマパークなどの大規模施設の洗浄業務にも携わる安心安全の高圧洗浄技術で、あらゆる汚れのお悩みにお応えします。
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